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2007年01月31日

Windows Vista 発売は軟調スタート

昨日発売が開始された、Windows Vista の売れ行きはどうだろうと、テレビ報道やネット上のニュースを調べてみたが、思っていた以上に苦戦している様子がうかがえる。発売一週間前位には「独占ソフト”の波紋~新ウィンドウズ発売~」みたいなNHK番組(クローズアップ現代)も放送されたらしいのに。

実は30日に日付が変わった時の深夜放送でもVistaの売れ行きはチェックしていたりする。しかしテレビではタイムリーに見つける事は出来なかった。仕方ないのでネットで検索したら、GIGAZINEに面白い書き込みがあった。「WindowsVistaの発売日ですが、梅田ヨドバシには誰もいません

その後の報道でも、大阪梅田では20名程度、東京の秋葉原では流石にそこそこの客が押し寄せたらしい。(梅田で午前0時っつう事は終電間際だから、余程物好きじゃないと行かないでしょ。平日だし、帰宅してから車で出かけるなんて面倒な事は多分しないなぁ)

Vista苦戦の要因は恐らく一般のユーザーが手持ちのハードウェアではまず快適に動作しないという、ハードウェア要件の高さだろう。特にグラフィックの 処理能力は、現在市場に流通しているオンボードタイプではほとんど太刀打ち出来ない。よしんばグラフィックカードを交換出来るタイプのPCでも、数万円は 出さないとVistaが要求するスペックには到達しないだろう。ならばPCを買い換えた方が余程安上がりだしトラブルも少ない。私はBusiness のVL版を少しだけ知人に試させて貰った。使ったハードウェアは我が家で一番処理能力の高いパソコン、ThinkPad X31 (CPU:Pentium-M 1.4GHZ MEM:1GB)だ。残念ながらRADEONのドライバがATIのHPで見つけられず、Vistaデフォルトのドライバで動かしたせいか、快適な動作では なかった。Windows 2000/XP はもちろん、Vine Linux 4.0だとサクサクピュンピュン動く快適なノートパソコンなのに、である。

Vista発売前からハードウェア要件の高さについては、多くの人から批判的な意見が出されていた。そしてその殆どの人が買い控えを示唆していた。 MicrosoftがVistaを発売するにあたって、「XPの倍は売れる」と言ったコメントを出していたのを思い出したが、ターゲットとした顧客層はど の辺りなのだろう。私の知人は未だにWindows Me を使っていたりして、NT系にすら移行出来ていないユーザーが多いのが実情だと言うのに。

Vistaで新たに実装した機能の種類からすると、初心者には理解するのは難しいだろう。パソコンの機能をお約束程度にしか使っていないカジュアル ユーザーには、大枚をはたいてVistaへ移行するメリットを見いだせないと思う。この事から恐らくヘビーユーザーをターゲットにしたとしか思えないのだ が、ヘビーユーザーの多くはBeta版やRC版を試しているだろうし、MSDNなんかを使える環境にある人も多いので、Vistaが今までの Windowsに比べて、非常に重くなっている事を良く理解して買い控えた可能性は高い。ハードウェアを酷使してまでも、機能や華やかさがOSに必用か? と疑問に思ったのは私だけではないだろう。

個人的には最近のOSはどんどん肥大化して、ハードウェアに要求するスペックが上がりすぎている点が面白くない。オープンソース系OS (Linux、BSDなど)も残念ながら、その傾向が強い。もちろん新しい機能を開発していく事は重要であるが、 多くのユーザーには、そういう高機能を必用とする事は少ないと思う。もっとスリムで軽快かつセキュアなOSが開発されても良さそうな物だが(現状で私が 知っているのはVine Linux 3.2 or 4.0 くらい)、数多いLinuxディストリビューションの中から、他にも好みに合うものを探してみる価値は有るかも知れない。OSは押しつけられたり、仕方な く使ったりという時代では無くなってきているのかも知れない。お金を支払って安心を得たい人、とにかく無料で使いたい人、最新の機能を追求したい人、安定 性第一な人、それぞれが色々な選択肢を持てる様な時代に移ってきたのではないかと思う。

Windows 95 が発売された時はちょっとしたお祭り騒ぎだったことを思い出したが、あの時とは社会を取り巻く事情が変わって来ているのだと言う事を改めて実感する。 まだ一般家庭にまで浸透して来てはいないが、徐々に景気も回復している。就職難と言われてきたがそれも変化し、雇用も少し増えてきた様だ。しかし目新しさ だけでVistaを受け入れる金銭的余裕を持っている人は少ないのかも知れない。

また、第一にMicrosoftが必ずしも優れたOSを発売するとは限らない。過去には、Windows Meという失敗作(と私は思う)も販売しているのだ。私は初めてのノートパソコンとWindows Me(ミレニアムエディション)を手に入れたが超不安定な動作に、一ヶ月で我慢が切れて2000に移行した(メーカーからはサポート外だから自己責任で やってくれと言われた)。Meはそこそこ売れたが、もしかするとVistaはMeとは対照的な結果になるかも知れない。優れた製品が必ず売れるとは限らな いのが現実だ。それは私がMacユーザーだった頃に嫌と言う程思い知らされた。

さて、多くの新しい機能を実装した Windows Vista の売れ行きに加速が付くのはいつ頃だろう。こればかりは当のMicrosoftでさえも分からないだろう。私がパソコンを更新するのは何時になるか分から ないが、その時選択するかも知れないWindows Vista をしばらく興味深くワッチしていきたい。最後であるが私はアンチMicrosoftでは無い。むしろMicrosoftは良い会社だと思っている位だ。と りあえずAppleと比較すれば..

投稿者 sasapurin : 2007年01月31日 11:42 | Windows系

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