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2011年05月29日

ThinkPad X31再利用計画(Ubuntu化)

長年愛用してきたThinkPad X31だが、いよいよヤバくなってきた。Windows XPがSP3になった頃からしんどくなって来たと感じていたが、ここ最近べらぼう重くてさすがに我慢出来なくなった。この期に及んでまだセキュリティパッチが続々とリリースされるし(もちろんMSが永らくXPをサポートしてくれていることは評価しているが)、もう限界だと言うのが正直な気持ちだ。XPのくせに重すぎる・・

というわけで思い切ってUNIX系のOSに変更する事にした。なぜならWindowsはパッチパッチの継ぎ接ぎで使いつづければ重くなる構造、UNIX系は多少肥大はすれども、ファイルの差し替えなので肥大化は比較的抑えられると理解しているから。実際、使いつづけて著しくパフォーマンスが落ちた事は今のところない。

さて、ディストリビューション選びだ。 真っ先に思いついたのはUNIX系OSを覚えるきっかけとなり私を育ててくれたFreeBSDだ。もしくはOpenBSDでもシンプルで良いかも知れない。そう考えたのだが、Firefoxの使用を前提とした時にやや面倒な事が頭に浮かび見送ることにした。

次にSolaris10が浮かんだのは、言うまでもなくIMにATOKを実装していること。これはタイピングが快適なX31には強い武器となるのだが、いかんせんSolarisはもはや死に体な訳で、サーバー用途ならまだしもデスクトップ用には制限が多すぎると判断し却下した。

という訳で無難にLinuxでいきますか。 と考えたときに慣れたRedhat系がいいと思ったのだが、CentOSの事もあるし、Redhat系はパーソナルユースには向かないと考えるべきだろうと言う考えに至った。一時期使っていたVinelinuxもRedhat系の知識が活かせるのでこれも候補にしたが、パッケージの更新やらコミュニティの力を考えるとやや心許ない。結局は慣れの問題だからと言うことでDebian系で行く事に決めた。

最有力は、やはりUbuntuだろう。OSと戯れる時期は私はもう過ぎたつもりなので、やりたいことをすぐにやれて、余計な手間がかからない方が良いと考えた。Ubuntu 10.04LTSのISOファイルダウンロードしてCD-Rに焼き付けた。USBMEMブートも考えたがおそらく使いつづける事になるだろうと判断してメディアに焼いた。

インストールはあっさり終わり、パッケージのアップデートを行ったが非常に快適である。Firefox4へのアップグレードはPPAリポジトリを使用した。後はThinkPad向けのチューニングを行うだけだ。

トラックポインタは問題なく使用できているが、センターボタンを押しながらトラックポインタの上下でスクロールが出来ない。これは非常に使い辛いのでカスタマイズを行う。

こちらのサイトがZ61のインストールTIPSだが充分参考になる。まぁ書いてあるとおりなのだが、/usr/lib/X11/xorg.conf.d/に適当なconfファイルを作って、xorgに読み込ませるだけの話だ。一応自分の備忘録の為に手順を転記しておく。

$ sudo vi /usr/lib/X11/xorg.conf.d/20-trackpoint.conf
Section "InputClass"
Identifier      "Trackpoint Wheel Emulation"
MatchProduct    "TrackPoint"
MatchDevicePath "/dev/input/event*"
Driver          "evdev"
Option          "EmulateWheel" "true"
Option          "EmulateWheelButton" "2"
Option          "EmulateWheelTimeout" "200" 
Option	    "Emulate3Buttons"	"false"
Option          "YAxisMapping" "4 5"
Option          "XAxisMapping" "6 7"
EndSection

Xを再起動すれば、センターボタンを使ってスクロールが出きるようになった。

もう一つ厄介なことがTPにはある。カーソルの横に居座る、忌まわしきブラウズキーの存在である。こいつのおかげでX31を買った当時、かなりブルーな思いをさせられたが、キーボードカスタマイズユーティリティーをIBMがリリースしてくれて直ぐさま無効にしたのは忘れられない。このブラウズキーがLinux環境でも邪魔する訳だ。

確か、キーの番号は [166]と[167]だったと記憶しているが、確証を得る為に調べてみる。xevでxのイベント情報を表示出来るので、ターミナルを起動してxevを実行する。キーボードやマウスの操作に応じてイベントがズラズラと表示されるので、慎重にブラウズキーを押してみて番号を調べる。やはり [166]と[167]で正解だった。[XF86Back]と[XF86Forward]が問題の部分。

デフォルトブラウズキー
KeyPress event, serial 33, synthetic NO, window 0x4800001,
root 0xee, subw 0x4800002, time 132245, (64,65), root:(662,116),
state 0x0, keycode 166 (keysym 0x1008ff26, XF86Back), same_screen YES,
XLookupString gives 0 bytes: 
XmbLookupString gives 0 bytes: 
XFilterEvent returns: False
KeyRelease event, serial 36, synthetic NO, window 0x4800001,
root 0xee, subw 0x4800002, time 132355, (64,65), root:(662,116),
state 0x0, keycode 166 (keysym 0x1008ff26, XF86Back), same_screen YES,
XLookupString gives 0 bytes: 
XFilterEvent returns: False
KeyPress event, serial 36, synthetic NO, window 0x4800001,
root 0xee, subw 0x4800002, time 171970, (64,65), root:(662,116),
state 0x0, keycode 167 (keysym 0x1008ff27, XF86Forward), same_screen YES,
XLookupString gives 0 bytes: 
XmbLookupString gives 0 bytes: 
XFilterEvent returns: False
KeyRelease event, serial 36, synthetic NO, window 0x4800001,
root 0xee, subw 0x4800002, time 172121, (64,65), root:(662,116),
state 0x0, keycode 167 (keysym 0x1008ff27, XF86Forward), same_screen YES,
XLookupString gives 0 bytes: 
XFilterEvent returns: False

という訳でこいつらを無効にするより簡単に左向きは普通にLeft、右向きはRightにする事に決めた。要するに単なるカーソルキーと同じだ。調べてみたところ、.xmodmapというファイルをホームディレクトリに配置すればそれを読んでくれるみたいだ。ではさっそく実行だ。

$ vi ~/.xmodmap
keycode 166 = Left
keycode 167 = Right
$ xmodmap ~/.xmodmap

これでただのカーソルキーが出来た。Firefoxで検証してみたが、Webブラウザのページを戻したり進めたりと余計な事してくれないのでこれでオッケーだ。テキストエディタ上では単なるカーソルキーとして機能している。

ブラウズキーマップを変更後
KeyPress event, serial 33, synthetic NO, window 0x4c00001,
root 0xee, subw 0x0, time 366846, (12,7), root:(610,58),
state 0x0, keycode 166 (keysym 0xff51, Left), same_screen YES,
XKeysymToKeycode returns keycode: 113
XLookupString gives 0 bytes: 
XmbLookupString gives 0 bytes: 
XFilterEvent returns: False
KeyRelease event, serial 36, synthetic NO, window 0x4c00001,
root 0xee, subw 0x0, time 366988, (12,7), root:(610,58),
state 0x0, keycode 166 (keysym 0xff51, Left), same_screen YES,
XKeysymToKeycode returns keycode: 113
XLookupString gives 0 bytes: 
XFilterEvent returns: False
KeyPress event, serial 36, synthetic NO, window 0x4c00001,
root 0xee, subw 0x0, time 368084, (12,7), root:(610,58),
state 0x0, keycode 167 (keysym 0xff53, Right), same_screen YES,
XKeysymToKeycode returns keycode: 114
XLookupString gives 0 bytes: 
XmbLookupString gives 0 bytes: 
XFilterEvent returns: False
KeyRelease event, serial 36, synthetic NO, window 0x4c00001,
root 0xee, subw 0x0, time 368257, (12,7), root:(610,58),
state 0x0, keycode 167 (keysym 0xff53, Right), same_screen YES,
XKeysymToKeycode returns keycode: 114
XLookupString gives 0 bytes:

xevで調べてみると、キーマップが置き換わっているのが分かる。これでブラウズキーの忌まわしい挙動に悩まされずに使用することが出来る。X31のキータッチは好きだしこのサイズが手頃だからまだまだ活躍してほしいのだ。後はPythonの学習環境を整えるだけだな。

Ubuntu素晴らしいです。本買えばCaonical社に寄付みたいになるのかな?いやそれは無いな。 かと言って有償サポートを申し込む金はない。出きることと言えばUbuntuの普及(布教活動?)くらいなもんか。今後も続けてほしいから草の根活動をしようっと。

投稿者 sasapurin : 00:52 |Linux , ThinkPad , Ubuntu , コンピュータ | コメント (0) | トラックバック | このエントリーを含むはてなブックマーク

2011年05月11日

Cygwinでrsyncが使えるのは便利だ

自宅サーバをさくらVPSに引っ越しさせて、マシンをシャットダウンした。処理をさせる時だけ稼働させる予定。これで今年の夏は、常時稼働の発熱とそれを冷ますエアコンの電気代に悩まされずに済む。何しろVPSの月額利用料は固定だ。ガンガン使う。

さて、自宅LinuxサーバーからVPSへ環境の引っ越しの際、rsyncを使って結構手軽に移行出来てしまったのだが、このrsyncがWindows環境でも使えたら(Mac OSXならBSD系なので標準実装だろうけど)便利だろうに・・・と思ったら、Cygwin環境にrsyncコマンドを発見。もしかしたらコレで行ける?

結果はバッチリであった。同期したいフォルダを決めておいてBATファイルに記しておけば、アイコンダブルクリックで同期開始だ。後はCygwinとVPSがrsyncでやりとりして同期してくれる。こんなに快適だとは・・簡単だけど一行コマンド。(rsyncはPATHが通っているものとして)

backup.bat

rsync -a -e ssh ~/Desktop/backups/ sasapurin@vps.sasapurin.com:/home/sasapurin/win_backups/

同期させる方向が逆になった場合はこんな感じでリモートとローカルをひっくり返すだけ。

logdownload.bat

rsync -a -e ssh sasapurin@vps.sasapurin.com:/home/sasapurin/logs/ ~/Desktop/logs/

投稿者 sasapurin : 16:10 |UNIX系 , Windows系 , オープンソース系 | コメント (0) | トラックバック | このエントリーを含むはてなブックマーク

2011年05月02日

今更ながらscreenコマンド便利過ぎ!

LinuxやBSDなどのUNIX系サーバーを使う人なら欠かせないのがSSH。私は通常業務はWindows7で行っているので、SSHクライアントとしてはPuTTYが欠かせない。PuTTYから社内のLinuxサーバへ接続し管理の為の操作を行ったり、社内アプリのメンテナンス(プログラムはプログラマーが組んだ)を行ったり。

作業はLinuxサーバが行うので、手元で動くのはSSHクライアントであるPuTTYだけ。テキスト情報なので非常に軽い動作で、サーバーがガリガリ作業をしていても全くこちらには影響が無い。

そんな便利なSSHだが不便な事がある。SSHでシェルに接続してそのままコマンドを実行すると、処理が終わるまでPuTTYを終了出来ない。つまりPCもシャットダウン出来ないのだ。これはバッチ処理などの時間がかかる作業には困ってしまう。screenを知らない頃は、PCの電源を入れたまま退社して翌日状態をチェックしていた。

PuTTYからSSHでシェルにログインし、screenを実行する。ここからコマンドを投入しておけば、screen上でプロセスが動いているので、切断(デタッチ)してもサーバーは処理をし続ける。この方法だとWindowsマシンはシャットダウンしても問題なしだ。翌日PCを起動してPuTTYを起動して、SSHでシェルにログインしてscreenに-rで入るだけで状態が確認出来る。

更に凄いことにscreenは一つだけでなく、沢山の仮想ターミナルを作れるので、色々な処理をさせるコマンドを実行しておいて、screen上で切り替えるだけでいくつものプロセスをSSHセッション一本で操作できてしまう。

最近時間がかかる作業が多くなったし、自宅サーバからレンタルVPSに引っ越した事もあって、screen大活躍である。今更だけどこの今の感動を記しておきたかった。

投稿者 sasapurin : 17:57 |CentOS , Linux , UNIX系 | コメント (0) | トラックバック | このエントリーを含むはてなブックマーク

2011年05月01日

infoドメイン取得してGoogle Apps無料版登録

当ドメインのメールサーバーはGoogle Appsを利用している。Google Appsより、5/10以降、無料版でのアカウントを現行50から10に引き下げますというアナウンスメールが届いたのが数日前。先日そのメールの内容の補足で、今お使いの方はそのまま50アカウント作成できますと言う内容であった。

という事は5/10までにGoogle Apps無料版に登録すれば、まだ50アカウント作れるってことだね。実は職場のメール(レンタルサーバのメールサーバ)にはスパムがやたら届くのだが、GoogleのGmailのスパムフィルタの威力ならかなり軽減できるのではないかと、DNSさえなんとかなればGoogleのメールサーバを利用したいなという意見が出ていた。もはや間に合わないかも知れないけど。

まぁ会社なので必要なら経費として有料版を使えばよいことだし、自分は一応報告はしたので後は決定権を持ってる人が決めること。てな感じで他人事であったが、仲間内でGoogle Appsを使いたいというニーズが急遽持ち上がり、とりあえず2年使えれば十分だろうというめどの元に、infoドメインを取得してGoogleAppsに登録した。(お名前.comでinfoドメイン99円だったので二年で千円ちょっと)

DNSは私が以前からお世話になっている、これまた無料で使えるzoneeditさんを使わせていただくことにした。お名前.comの管理DNS変更が反映されるまで3時間位かかったみたいだが、その間にチョイチョイとDNS変更、Google Apps登録(ドメイン所有証明待ち)まで終わらせて一時間未満。あっという間にマイドメインでメールサーバを持つ手続きが出来ちゃう。このありがたい時代に、Google Appsを使わない手はないでしょ。

ふと思い出した頃にGoogle Appsでドメイン所有の証明を行ったら、Google側でメールサーバの構築を待つのみ。放置しておいたのでハッキリとは分からないけど、多分1時間もかかってないんじゃないかな?

案の定、作成できるアカウントは50までだと管理ページに表示されました。どうやら間に合ったみたい。まだ仲間内で10名以上は集まってないけど、この先どうなるか分からないので50名枠は非常にありがたいのですよ。Google Appsさんありがとー

かかった費用

投稿者 sasapurin : 09:00 |Network系 , コンピュータ , 雑記 | コメント (0) | トラックバック | このエントリーを含むはてなブックマーク

Thunderbirdの設定が凄く楽になってる!

先日より、U3なUSBメモリーに便利ツールをインストールする遊びにどっぷりはまっている私です。元々、FirefoxThunderbirdは英語版がU3版でインストール出来るのですが、やっぱり英語版というのがイヤでなんとかならんもんかなと、一応バックアップを取っておいて、強引に日本語版をインストールしてみたら出来ちゃいました(w

インストールする際に、U3なUSBメモリーのSystemフォルダにある、訳分からんフォルダ名の中にあるFirefoxフォルダ、Thunderbirdフォルダに指定してインストールするだけでオッケーでした。責任は持てませんので自己責任でどうぞ。

さて、Firefox 4は常時使用しているので何も感慨深いモノは無いのですが、Thunderbirdはちょっと感激しちゃいました。初期の頃、スパムフィルタの学習能力が高いのを理由に使っていましたが、途中からプロバイダのメールアドレスにスパムしか届かなくなって(爆笑)以来放置プレイで、Thunderbirdを使わなくなっていました。

今日使ってみて驚いたのは、とりあえずGoogleAppsで稼働させているマイドメインのメールアドレスとパスワード、名前をウィザードに入力したら、IMAPサーバ、POPサーバ、SMTPサーバを自動で拾ってきてくれて、パスワード認証にもチャレンジして設定OK。なんとほぼ自動で設定出来ちゃいました。 これならメールの設定に右往左往してしまうビギナーさんにも楽勝でないの?

ハッキリ言って驚きました。当然ながらUSBメモリーな環境には、プライベートな環境を構築しているので、昼休みなどに職場のPCにプスッと挿して起動すれば、個人的なメールチェックなんかも余裕で出来ちゃいます。職場のPCに個人用の設定を保存しなくて済むし。これは快適だ!

投稿者 sasapurin : 01:00 |USBMEM , Windowsアプリ , オープンソース系 | コメント (0) | トラックバック | このエントリーを含むはてなブックマーク