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2008年12月18日

職場で使い始めたグループウェア

今働いている職場で私はパート勤務なのですが、まぁそれはさておき、グループウェアを導入することになりましてな。サーバーを一丁買って貰いました。DELLのPowerEdge T105だったかな。メモリーは2GBでRAIDカード実装(ミラーリング)。CPUはOpteronなので余裕。

OSはCentOS 5.2をチョイスする事にしました。個人的にはFreeBSDが良かったんだけど、社員さんが使っているのがCentOSなので、パートな私が居なくなってもメンテ出来るOSじゃないとね。

基本的に余計な物は入れない。でも必要なものは入れる。つまりX-Windowは不要。だけどDNSは内向きに必要でしょ。既に独自に開発している社内のWebシステムがあるんだけどIPアドレスでアクセスしてる。めっちゃスマートさに欠ける。だからDNSの必要性を強く歌って導入することにした。その辺りは全て任せてくれた。

グループウェアは仕事の合間に色々と検証した。結局Group Session2というのを使う事にした。Javaで作られたソフトウェアで、Javaのアプリケーションサーバが必要なちょっと面倒なWebアプリだけど、スケジュールの共有が非常に使いやすく、慣れていない人でも十分対応出来ると判断したからだ。

アプリケーションサーバは、Tomcat5をチョイス。というかCentOS 5.2のyumで入るのはTomcat5系しか無いみたい。6系を使いたかったんだけどね。しかもJDKやらの競合でトラブル続き。事前にWindowsパソコンでTomcatを使って検証した気楽さとはかけ離れた落とし穴があった。でも安定させちゃえばUNIX系OSに軍配が上がると私は思っているので地道に合間でセットアップした。

LAN内部は内向きのDNSで名前解決するべくBind9を導入。ApacheのバーチャルホストとServerAlias記述でURLを簡略化したいと思ったから。サーバーの移行だとかでIPが変わってもDNSが入ってたらDNSだけで作業が済んじゃうからね。クライアントPCのブックマークを修正して回るなんて気が遠くなる作業だからさ。

CentOSのApacheには、Tomcatとの連携をするコネクタ?モジュールがデフォルトで実装されていて、httpd.confにちょいと記述するだけで、TomcatサービスをバーチャルホストとしてApacheで公開することが出来た。つまりポート80番でサービス提供出来るのでスマートである。8080ポートで公開するのってちょっと違和感感じる人居るだろうし。

Group Session2には、メール転送機能があって、SMTPの設定をしてやれば、携帯電話などにも転送出来ちゃう。これも導入の選択肢に強く上げられた要望。しかし何故かエラーが・・。エラーを調べていてようやく気付いた。 Java VMに標準装備のライブラリと、GroupSessionの持っているライブラリが競合している事に。結局CentOSに標準装備のJava環境ではダメだってことだね。まだまだ青いなCentOS。

ちなみに私はJava全然わかんないっす。

さてサーバー管理ですが、私は基本的に野良ビルドは好まない。かといってモジュールのバージョンアップを怠るのもイヤである。だからメジャーでかつメンテナンスがしっかり行われるディストリビューションを好む。FreeBSDがやっぱりその辺りしっかりしていると思うのだが・・・まぁこれ以上は控えておくか。CentOSでも

# yum update

とすればパッケージのアップデートは半自動で行われますからね。問題はどれだけ早く脆弱性問題に対処してくれるかだな。規模た小さければUbuntuでも良いかも。まぁ本家であるDebianなら安定志向だし確実だと思うけどね。

このグループウェア、GrpupSessionはなかなか良くできていて、更に要望をサイトに上げるとバージョンアップに盛り込んでくれたりしてやる気が感じられる。ユーザーのニーズを聞き入れて製品開発の糧としていくという姿勢が評価出来る感じだ。実際バグ報告のフィードバックもどんどん潰して製品の完成度上げてるし、要望は機能として取り込んで使い勝手上がってるし。

Java環境さえ整えられたら簡単に設置出来るので、グループウェア、特にスケジュール共有(シフト勤務者が多い職場では有効だと思うなぁ)にニーズがある方は試してみる価値ありだと思うな。

なお、私が働いている会社ではタイムカード機能(プラグイン)を無効にしていますが、これ結構良い感じだと思います。パソコンを常用する様な職場なら、タイムカードレスにも出来るんじゃないかな。ただ複雑な勤務体系だと厳しいけどね。(深夜帯だとか残業時間帯だとか休日出勤とか設定できるっす)

自分が(ささやかな)会社作るならこれ間違いなく使うな。今のところオープンソースでこれだけのスケジュール共有的なグループウェアは無いでしょう。

group session

Javaだけに少々サーバーにスペックが必要だけど、サーバー専用機と割り切ったDELLのT105ならかなり安いもんね。muninで負荷状況をロギングしていますが、まだまだCPU的には余裕で、省電力機能が働いているせいかCPUクロックが上がらないままだったりする。試験的に負荷かけて上がるのを確認したい位だ。本当にCPUクロック上がるのかなと不安になる位静かなT105なのである。 

投稿者 sasapurin : 12:00 | コメント (0) | CMS , Java , Redhat , オープンソース系 | トラックバック | このエントリーを含むはてなブックマーク

2006年10月30日

Redhatの反撃:まずは自社株買い戻し

先日のOracleが発表した、Redhat Enterprise Linuxサポート・サービス格安提供開始に反応して、Redhatがまずはセオリー通りM&A対策の自社株買い戻し行動にでた様だ。多分当事者達は大騒ぎに違いない。Oracleは確かにRedhatに比べれば大きすぎる会社である。
また、MICOMジャーナルによるとRedhatは、自社のHPに「Unfakeable Linux」に対するコメントを発表し、反撃用ページも設けたとのことだ。商売を邪魔されようとしているRedhatにしてみれば当然の行動だろうが、個人的には手ぬるい対応だと感じる。もっと既存ユーザーを確保するだけの魅力のあるプランを迅速に提示すべきではないだろうか?
何か情報は無いかなと思い、色々探していたらいつもチェックしているスラッシュドットにも当然この内容に触れられたタレコミがあり、自分が読んだ内容の理解を補完する事が出来た。(スラッシュドットは業界人が多いので、自分が理解出来ていない部分を補うのに便利である)
そこで以前から疑問に思っていた、GPLなのにサブスクリプション縛りで配布はおろか、ライセンスが無いと使用出来ないという不可解な内容についておそらく的確であろう解釈のコメントが読めて、なるほどねと納得させられた(マジレスマンさんありがとう)。 確かにRedhatの営業マンは「弊社は製品を販売しているのでは無く、サポートの権利[サブスクリプション]を年間契約で販売しています」と言っていた。
その時に「ISOファイルをCD-Rに焼く事はライセンス違反ではありません」的な事を言っていた記憶があり、私の手元にあるRHELの30日評価版CD-ROM×7枚も「実際に使用しているものと同じ」だと言っていたのを覚えている。契約ユーザーにもバージョンアップ版CD(メディア)は渡さない(WebからISOファイルをダウンロードして自分でCD-Rに焼いて貰う)と言っていた。なんてコスト削減意識の強い会社だろうか(w
それを聞いた時は、かなり柔軟というかルーズな製品?管理をしていて、ユーザーは自由に使えるんだな、流石はオープンソース!Redhat万歳!と勘違いした。実際、これを30日以上使用すること、または人に譲渡する事、コピーする事などはRedhatの商標(ロゴマーク等)を違法に扱う事になる為に、制限されているという事である。下手したらライセンス違反で訴えられるかも知れない。
繰り返しになるが、Linuxカーネル自体はGPLで配布されているので、5つの大きな自由がある。
  1. このソフトウェアを誰でも自由に実行してよい
  2. このソフトウェアを誰でも自由に複製してよい
  3. このソフトウェアを誰でも自由に改変してよい
  4. このソフトウェアやそれを改変したものを誰でも自由に頒布してよい。有償で販売しても良い
    ただし、その際には頒布を受けた者に対し1から4の許可を与えなければならない。
  5. 誰でも自由に複製して配布してよい
これだけを読めば、Redhatだろうが、SuSEだろうが、Linuxなら何でもコピーして使い放題ではないかと言う解釈が生まれるが、実際はそうではない。なぜならロゴマーク等の著作物を含ませておく事により、それを使用する為の「ライセンス」費用が必用になるという、半ば強引なGPLの意図を裏切る仕組みが組み込まれているのである。もっともそれくらいの事をやらないと商用Linuxは現状では使われないのだ。むしろライセンス費用を払うことによって、日本の多くの企業はようやくRedhat等のLinuxをOSとして採用する、なんとも不思議な社会構造が出来ているのが現実である。
そんなこんなで、企業の多くはお金を出して責任の所在をハッキリさせたものしか導入出来ないという事情があるが、私の様な個人にはRedhatのサブスクリプション費用はべらぼう高い!という現実から、RHELとの互換性に拘るならば、Redhatの商標を全て取り除いたクローン、CentOSWhitBoxを使う方を選ばざるを得ない。同様に恐らく小さな会社ではWindowsサーバーからRHELに移行してサブスクリプション契約すると、WindowsよりもRedhatの方が高いじゃん!という結果になりそうである。かといって小さな会社でCentOSWhitBoxを使うかと思うとそれは無いと思うので結局Windowsを選択するだろう。そう、このままでは何時まで経っても何も変わらないのである。
ここまでLinux業界を引っ張ってきたRedhat社の功績は大きなモノがあると考えるが、現状のままでは、一時期言われていた様な、対 Windowsの優位性は無いと多くの人が現実を認識し始めているので、Linuxの普及度は上がるどころか尻すぼみに下がる可能性も高くなってきた。Linuxカーネルを使ったOSが 今後のエンタープライズ用途で本当に認められるには、そろそろ本格的に対Microsoft対策(ライセンス費用の値下げ等によるコスト削減)を行わなくてはならないだろう。今まで以上の魅力をアピールしなければ成功はあり得ない。
繰り返しになるが、私のようなボンクラでも、今回の様な競争は何時か出てくると予測していた。今回Redhatのサブスクリプションの理解を一つ深めた事で、尚更だよねと思った。今回はOracleという大きな相手がライバルだけに、もはやこの流れを止める事は無理だと思う。場合によってはOracleはRedhatを食ってしまう事も十分考えられるからだ(それを防ぐ為のRedhat自社株買い戻し行動)。恐らくOracleは本気でそれも考えているだろうし、Redhatもそれを恐れていると思われる。
こうなると、Redhatの反応に対してOracleがどう反応し返すかが興味深い。当分目を離せない状況が続きそうで楽しみではある。

投稿者 sasapurin : 23:52 | コメント (0) | Redhat | トラックバック | このエントリーを含むはてなブックマーク

2006年10月28日

Redhatを撃墜:Oracle Unbreakable Linux

Linux情勢がちょっと凄い事になっているらしい。
先日スラッシュドットで読んだ「Oracle、価格戦争でRed Hatを窮地へ」を読んで知ったのだが、オラクルがRedhatよりも安価な費用でRedhat Linuxのテクニカルサポートを請け負うというサービスを開始すると言うのだ。
Redhatはサブスクリプションというライセンス形態をとっており、OSそのものを販売するのではなく、サポート(パッチ等を含む)を提供してその対価を受け取る事で商売をしているのだ。しかしこのサブスクリプション費用が安くない。下手したらWindows Serverを買った方が安いんじゃないかと真面目に思ってしまう位高いのが実情だ。(サラリーマン時代にSEとして顧客先に納入した時に、営業が作った見積もりを見てびっくりしたのを思い出した)
そこへ来てようやくRedhatのライバル出現だ。今まで出現しなかったのが不思議な位である。オラクルがRedhatの半額以下でサポートをするというのだ。これはLinux(Redhat Linux)で飯を食っている人達にとっては多分かなりショッキングな出来事だと思う。
 
更に驚きなのは、以前から噂のあったOracle版Linux(Oracle Unbreakable Linux)の登場である。
BaseはRHELだと聞いているのだが、Oracleデータベースに最適化されている点が最大の特徴だと思う。もちろんOracleデータベースに最適化されていると言えば、Miracle Linuxの存在も忘れられないのだが、Miracleは今となっては、小田切さんの存在=sambaファイルサーバというイメージが強く、Oracleデータベースを採用する企業が必ずしも選ぶディストリビューションでは無いのが実情だ。
そこへ来てOracle自らがOracleデータベースに最適化したRHELベースのLinuxディストリビューションを出すというのだから事件である。今までOracleデータベースを使うという目的ながら妥協でRedhatをチョイスしていた企業の担当者は、Oracleデータベースの性能を最大限引き出せるOSが手に入るのだから、これからは躊躇無くそれを選ぶ事が出来る。つまりRedhatの一人勝ちという図式が崩れ去ろうとしているのは明白なのだ。明らかにRedhatには分が悪い。
 
とは言いつつも、私は開発者でも無いしデータベース使いでも無いので、Oracleデータベースがどれほど凄いのか実は知らない。ただ、あらゆる方面でOracleデータベースの優位性は目にしており、PostgraSQL、MySQLではまだまだ足下にも及ばないと言う情報が頭に入っているだけである。個人的にはMySQLを好んで使用しているが、エンタープライズ用途のデータベースとなると一種のベンチマークプログラムであるからして、処理能力を引き出せる環境は何事にも代え難い要素だと想像出来る。
 
さて、サブスクリプション契約が危ぶまれるRedhatであり、Oracleデータベース用途のOSとしての需要が減るという二段の策に封じ込まれて、窮地に追い込まれたRedhatがいかにして逆襲するのか、興味深いところである。しかしながらRedhatはOracleに比べると小さな会社である。どうやって抵抗するのだろうか。やはり高すぎるというイメージが強いサブスクリプション費用を下げるしか無いのではないだろうか。そうなるとLinux VS Windowsにも火花が飛び火するのは必至である。Oracleという巨大企業が腰を上げた以上、もはや引き返すことは出来ないだろう。Oracleが火に油を注いだOS合戦が再び始まろうとしているのだろうか。
 
現実問題Linuxで飯を食うなら、Redhatと言われていた。会社からもRHCE取りなさいと言われていたサラリーマン時代を思い出したが、今後はRedhatでは食っていけない時代が来るのかも知れない。皮肉にもFedora Core 6がリリースされたばかりだと言うのに、いったいどうなってしまうんだろう、Linux業界は。飯食って行く為には、Oracle Unbreakable Linuxへ鞍替えする必用があるのだろうか。
 
今はLinuxで飯食っている訳では無いので対岸の火事といった所ではあるが、しばし目が離せない状態になったのは面白いことだ。 暇を作ってOracle Unbreakable Linux使ってみようかなっと。個人的にはIBMの動きが気になるな。抜け目なくOracle Unbreakable Linuxをサポートしてくるに一票(w

投稿者 sasapurin : 03:33 | コメント (0) | Redhat | トラックバック | このエントリーを含むはてなブックマーク

2006年07月01日

マイクロソフトを辛らつに批判--レッドハット幹部、セキュリティ対策を語る

マイクロソフトを辛らつに批判--レッドハット幹部、セキュリティ対策を語る - ZDNet Japan

ZDNet Japanの記事にて、レッドハットがマイクロソフトを批判している記事発見。
以前からマイクロソフトは、Linux雑誌等にWindowsのセキュリティや管理の優位性についての広告を掲載しているのを目にしているが、Linuxの(それもRedhatが)辛口批判は初めて目にした。

この手の論争はあちこちで行われており、セキュリティパッチの数で比較すれば明らかにLinuxの分が悪い(OS部分だけでは無くパッケージ単位のセキュリティパッチが多いから)のだが、Windowsの優位性を主張する際にLinuxを批判するのはどうかな?と思ったりする。(自己の優位性を主張するなら比較ではなく所謂当社比で主張すべきだと私は思う。相手を批判するのは最終手段だ。)

リンク先を読んで気になったのは、マイクロソフトがセキュリティパッチのリリースに際して、脆弱性の数を隠して報道しているという点だ。普通のWindowsユーザーはそこまで気にしていないが、OS論争となってくるとこういう小賢しい小細工は仇となるのは分かっていること。しいては信頼性の低下に繋がると思うのだが。

私自身、まだSELinuxについては概念を学習しただけで、まだ手を染めていないのだが、そろそろ導入すべき時期に来ているのかも知れないと感じた。多少手間が増えるが安全性を考えるとSELinux導入の効果は期待出来る。そろそろLinuxで稼働させている自宅サーバに導入しようかなと思った次第である。

WindowsのGUIベースな操作性は、有る意味優れていてお金を払って使用する意味はあるのだが、サーバーOSは明らかに自宅向きではないと言える(金額からして当然だろう)。余程のお金持ちで無い限り自宅サーバーにWindowsのサーバー版を導入する人は少ないだろう。

もちろんRedhatもお金が必用になる訳だが、Redhatクローン(代用的な所ではCentOSなど)が無償で利用出来るし、学習の素材としても今後のLinux普及に備える意味で有効だと思う。

しかし、数年前はこんな論争も無かった訳だから、LinuxOSの普及には目を見張るモノがあると感じる。少しばかり囓ってみた事のある私は今後の展開が楽しみである。

投稿者 sasapurin : 20:10 | コメント (0) | Redhat | トラックバック | このエントリーを含むはてなブックマーク

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